おじさんはいつも私たちを連れ、自然の中へ。彼の庭はその証拠でもあった。草が緑々として、花が咲き乱れ、鳥の歌声が響いていた。それはまるで天国のように静かで美しい。
一番最初に気が付いたのは、彼の庭には何もないと感じることができなかったということだった。おじさんの庭には、私たち子供達にとって魔法のような物があり、それらを発見するごとに、新しい楽しみを見つけることができたのだ。彼の庭は常に新しい冒険へと誘惑しており、その魅力から、私たちはそこでの時間を過ごすことを好んでいた。
また、おじさんの庭では夏至になると大きな BBQ パーティーを開催されるのが恒例になっていた。その時には家族や友人達が集まり、野外炊き出しを行いながら楽しむ姿があった。他にもキャンプファイヤーの周りで話し合う機会も多く、これらの経験から、私たちはみなそれぞれの心の中にある特別な絆を持ったものになった。
さらに、おじさんのお手伝いによって、彼の庭では様々な種類のかめんや魚などの小動物が生息していた。これらの生き物たちの存在感により、彼の庭は生気あふれる生物愛護園地のようにも感じられた。このような環境によって私は生命に対する敬意と愛情を持つようになり、それ以降自然保護活動に関心を持つようになった。
とは言え、おじさんの庭には問題もあり、一年中雨が多い地域であるためしょっちゅう水浸しになることもあった。しかし、そのような状況下においてもおじさんは常に何か解決策を見つけ出すことに努力した。そして彼の人生経験と知識を使って、これらの問題を克服していった。このように彼はいかなる困難にも対処できる強さを持っていたのだろうと思える。
最後にお父さんが去ってもなお、この世界について考え続けるきっかけとなったのはお父さんの教え方であった。それらを受け継ぐことで、私たちは自分自身の人生における目標や価値観を見極めるために必要な力を得ることができた。また、お父さんからは「地球は神様の一つの仕事」という言葉があり、それを受け継いで現在私たちが取り組んでいる環境保全活動につながっているのも事実である。我々子どもの生活の中で繰り返されていた「おじさんの言葉」、「お父さんの教え」そして「この世間」の理解などすべてがお父さんが持っていた天堂的な世界観であり、その影響力深く残っていることは間違いないだろう。